私は、Chromiumを標準Webブラウザとして利用しています。ご存知の方は多いかと思いますが、Chromiumは複数のプロファイルを分けて利用することができます。
誠Biz.IDの3分LifeHacking「“遊び用ちょろめ”と“仕事用Chrome”を使い分ける」の通りなのですが、WindowsだけでなくLinuxも同様に利用可能です。しかし、ショートカット(alias)やランチャーへ大量に同じChromiumを登録したのではブチャイク(そんなに別名を持って行動してんのか?と言うツッコミは無しで)。
どうにか見た目を一つにしたいなぁ等と思っていたところ、独学Linuxの記事(Blog)に「Unity Launcherをカスタマイズする方法《Ubuntu 11.04対応》」と言うのがあり、Firefoxに対して特定のサイトを新しいウィンドウで開くランチャーメニューを追加する方法が記載されていました。これを参考にChromiumのランチャーメニューへ複数のプロファイルを登録したのでメモ。
【手順】
- 設定ファイルのコピー
$ mkdir -p ~/.local/share/applications
$ cp /usr/share/applications/chromium-browser.desktop ~/.local/share/applications
$ cd ~/.local/share/applications
$ chmod +x chromium-browser.desktop
$ gedit chromium-browser.desktop - X-Ayatana-Desktop-Shortcuts 登録
179行目付近にある「X-Ayatana-Desktop-Shortcuts」に対し以下のようにalphaeridanusを追加。
変更前:X-Ayatana-Desktop-Shortcuts=NewWindow;Incognito;TempProfile
変更後:X-Ayatana-Desktop-Shortcuts=NewWindow;alphaeridanus;Incognito;TempProfile
(ここでの順番が表示順になるようです) - Shortcut Group の作成
[alphaeridanus Shortcut Group]
Name=alphaeridanus
Name[ja]=卯月十六夜
Exec=/usr/bin/chromium-browser %U --user-data-dir="~/.chromium/alphaeridanus"
TargetEnvironment=Unity
赤字で示したグループ名(今回であれば「alphaeridanus」)部分は先の「X-Ayatana-Desktop-Shortcuts=」で記述したグループ名と同じにする必要があります。
また、青字部分がChromiumにおけるプロファイルを格納するフォルダ名になります。
【参考】
- 誠Biz.ID “遊び用ちょろめ”と“仕事用Chrome”を使い分ける
- 独学Linux Unity Launcherをカスタマイズする方法《Ubuntu 11.04対応》